龍が如く 極

『龍が如く 極』について

『龍が如く 極』は、2005年にPlayStation 2で発売されたアクションアドベンチャーゲーム『龍が如く』を、2016年以降から各種プラットフォーム向けにフルリメイクした作品。伝説の極道・桐生一馬の波乱に満ちた物語の原点です。

主な特徴

  • グラフィックの進化:PS2版から大幅にグラフィックが向上し、現代のゲーム機に合わせた美麗な映像で神室町やキャラクターが表現されています。
  • 追加ストーリーとイベント:オリジナル版にはなかった、錦山彰の空白の10年間を描く新規エピソードや、真島吾朗との新たなバトルシステム「どこでも真島」など、多数の追加要素が盛り込まれています。これにより、キャラクターの心情や物語の深みがより一層掘り下げられています。
  • バトルシステムの刷新:『龍が如く0 誓いの場所』で好評だった複数のバトルスタイル(喧嘩師、ラッシュ、壊し屋、堂島の龍)が導入され、より戦略的で爽快なアクションが楽しめます。
  • 豪華声優陣:桐生一馬役の黒田崇矢さんをはじめ、錦山彰役の中谷一博さん、澤村由美役の坂本真綾さんなど、豪華な声優陣がキャラクターに命を吹き込んでいます。

全体ストーリー振り返り(ネタばれ含む)

「龍が如く 極」のストーリーは、親友との絆、裏切り、そしてかけがえのない少女との出会いを通して、桐生一馬という男の生き様が描かれています。

序盤:親友のための代償

物語は1995年の神室町から始まる。東城会の末端組織・堂島組の組員である桐生一馬は、恋人である澤村由美と、兄弟同然に育った親友の錦山彰と共に、幸せな日々を過ごしていた。しかし、ある日、堂島組の組長である堂島宗兵が由美を拉致するという事件が起こる。

由美を助けるために単身で堂島の元へ乗り込んだ錦山は、逆上して堂島を殺害してしまう。現場に駆けつけた桐生は、病気の妹を抱える錦山の将来を思い、彼の代わりに「親殺し」の罪を被ることを決意。こうして桐生は10年の懲役を受けることになり、東城会からも破門される。

中盤:100億円の少女と失われた10年

10年の時を経て、2005年に出所した桐生が目にしたのは、変わり果てた神室町と、冷酷なヤクザへと変貌を遂げた錦山の姿だった。錦山は、桐生が服役している間に妹を亡くし、その絶望から野心を抱くようになっていた。

そんな中、桐生は「100億円の価値がある」と言われる謎の少女・遥と出会う。遥は、行方不明になった母・美月を探しており、その母が東城会から盗まれた100億円の在処を知っているとされていた。桐生は遥を守りながら、100億円の謎と、由美の失踪の真相を追うことになる。

終盤:裏切りと真実、そして別れ

調査を進める中で、桐生は育ての親である風間新太郎や、刑事の伊達真といった協力者たちと共に、事件の核心に迫っていく。そして、遥の母である美月が、実は桐生の想い人であった由美本人であること、そして由美が100億円を隠し持っていることが明らかになる。

全ての黒幕は、政治家である神宮京平だった。神宮は由美との間に遥をもうけながらも、自らの野望のために二人を消そうと画策していた。

最終決戦で、桐生は神宮と、そして変わり果てた親友・錦山と対峙する。激闘の末、錦山は最後の最後で桐生を庇って命を落とす。そして由美もまた、神宮の凶弾に倒れる。

エンディング:希望への道

多くのものを失い、絶望の淵に立たされた桐生。しかし、彼は残された遥と共に生きていくことを決意。全ての罪を償い、新たな人生を歩み始める桐生と遥の姿で、物語は幕を閉じる。

つぶやきレビュー

アクションがドタバタしてしまって操作がどうしても雑になってしまうなぁ。

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